ビフィズス菌を効率よくとる(2)
2020年3月31日
腸内環境の状態は、一体何で確かめればよいでしょうか?
それはやはり、便です。
もし悪玉菌が多い便の場合、色は黒っぽく、匂いもきついはずです。色が濃いということは、腸内に便が留まっていた時間が長いということ。便秘のときは、便が黒くなりますね。
それが善玉菌優勢になれば、色は黄色〜黄土色でバナナ状のやわらかい状態です。バナナ2〜3本分の分量で、水分も含まれているためトイレの水に浮きます。匂いもそこまできつくありません。便の出もいきまずにストーンと出ます。
もし、「そんなに気持ちがいい便が出ていない!」というなら、ぜひ“善玉菌活”をしたいもの。
運動、食事に気をつけるのはもちろん、大腸にすむ善玉菌であるビフィズス菌を積極的にとりましょう。
ヨーグルトだけでなく、とる時間や場所を選ばず毎日続けやすいサプリメントもおすすめです。ビフィズス菌が生きて届く工夫がされているものを選ぶようにしましょう。
ただ、ビフィズス菌は日々排出されてしまうので続けることが一番大事。生活の一部として取り入れやすいものをぜひ見つけてください。
ビフィズス菌サプリメントをとったら、その効果を高めるためには一緒に何を食べればよいでしょう?
それはやはり、「食物繊維」と「オリゴ糖」。
バランスのよい和食中心の食事がベストですが、それに加えてこの2つを意識してとり入れることで、さらに相乗効果がアップします。
もし食事のタイミングではないなら、「おやつ」としてこんなものもおすすめです。
<食物繊維がたっぷり!>
・寒天ゼリー
食欲が落ちる夏でも食べやすい、喉越しのよいゼリー。寒天自体はカロリーがないので、食べ過ぎが気になるときにもおすすめです。寒天には水溶性食物繊維がたっぷり含まれています。
・おしゃぶり昆布
食物繊維とミネラルが豊富に含まれています。その名の通り口の中で長く楽しめるので、ダイエット中にもいいですね。
・茎わかめ
こちらも食物繊維とミネラルたっぷりのおやつです。カロリーも同じく低め。
・アーモンド
ビタミンEや、食物繊維が豊富です。チョコレートでも、アーモンド入りのものを選んでみて。
・フルーツ
ビタミンCや食物繊維がたっぷりとれます。ヨーグルトに乗せて、オリゴ糖が含まれるハチミツをかけてもいいですね。
<オリゴ糖がたっぷり!>
・バナナ
オリゴ糖を含んでいます。ヨーグルトにトッピングしたり、バナナジュースにしてもいいですね。
・きなこ棒
昔ながらのおやつですが、簡単に手作りできます。きなこ3:液体のオリゴ糖甘味料2の割合で混ぜて、棒状に整え、きなこをまぶすだけ。袋のなかで揉んで作れば簡単です。きなこ自体にもオリゴ糖が含まれています。
・きなこヨーグルト
ヨーグルトに、きなこと液体オリゴ糖をトッピングするだけ。
市販のおやつで食物繊維やオリゴ糖を添加しているものも最近は多くあります。
せっかくサプリメントなどでビフィズス菌をとるなら、おやつもビフィズス菌が元気になるものを選んでみてくださいね。
参考サイト
厚生労働省 e-ヘルスネット 「腸内細菌と健康」、『食材健康大辞典』時事通信社