腸活×美肌(2)
2020年3月31日
美肌になりたい。
そう願う人は少なくないでしょう。「美肌は一日にしてならず」と言われますが、逆に考えれば、毎日の生活の中で少しずつ工夫していけば、その意識や努力こそが、必ず報われるということ。そこでここでは、美しい肌を実現するために、今日から簡単に取り組めることを2つご紹介しつつ、覚えておくと簡単でおいしい「美容サラダチキン」のレシピをご案内します。
まずひとつ目は、「腸活」。私たちの腸内には、1,000兆個以上の様々な“細菌”が生息しているのですが、この細菌のバランスによって腸内環境の良し悪しが決まります。
善玉菌、悪玉菌という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、覚えておくべきことは、大腸の中に住む善玉菌(乳酸菌・ビフィズス菌など)を増やすこと。
特に、大腸に住む善玉菌の99.9%を占めるビフィズス菌をとることがポイントです。“大腸までビフィズス菌を届ける”ことで、排便を促したり、腸内の腐敗物を減らすことが報告されています。
乳酸菌は乳酸を作りますが、ビフィズス菌は乳酸とより殺菌力の強い酢酸も作ります。酢酸の強い酸が悪玉菌の増殖を抑えるため、ヨーグルトやサプリメントでビフィズス菌をとるのがおすすめです。
そしてもう一つが、「たんぱく質の積極的な摂取」。肌や髪のベースになるのが、たんぱく質であり、弾力のある健やかな美肌づくりには欠かせない栄養素として重要です。普段、おにぎりやパン、ラーメンやパスタなどの主食が好きな人は、“炭水化物”に偏った食事になりがちなので、要注意。肉や魚、豆製品のメニューをちょっと多めに意識するだけで、たんぱく質リッチな食生活にシフトすることができます。そう、無理なく、簡単に、おいしくがとっても大事!
さあ、お待たせしました。「腸活×美肌の素を作る」をコンセプトに、「美容サラダチキン」の作り方のご紹介です。
【材料】
鶏むね肉………………1枚
塩………………………小さじ1/2
砂糖……………………小さじ1/2
オリーブオイル………大さじ1
プレーンヨーグルト…50g
カレー粉………………小さじ1/2
※塩、砂糖の効果
塩⇒肉の保水性を高める(肉汁が逃げにくくする)
砂糖⇒たんぱく質の熱凝固を遅らせる
【作り方】
(1)鶏むね肉の表面に塩と砂糖を揉み込む。これを密閉できる保存袋に入れて、空気を抜いて封を閉じる。そのまま1~3時間常温に置くか、冷蔵庫で半日以上置く。
(2)下味がなじんだ状態でオリーブオイルを加えて、肉全体をコーティングする。再び空気を抜いて封を閉じる。
(3)炊飯器の釜の中に沸かしたお湯を注ぐ。お湯の量は5合用の釜であれば4合ラインまで。ここに鶏の袋を入れて、“保温ボタン”を押して、1.5~2時間放置する。
(4)できたサラダチキンを袋ごと氷水で冷やし、粗熱が取れてからスライスする。ヨーグルトとカレー粉を混ぜ合わせたソースを上からかければ完成。
自分で作るサラダチキンは、市販のものとは格別の美味しさ。塩分控えめでふんわりジューシー感に感動すること間違いなし。また、このサラダチキンは冷蔵庫で数日保存することが可能なので、1度に2~3枚を同時に作り、作り置きするのもオススメです。