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Vol. 6

元気の知恵袋今回の特集は
食欲の秋も怖くない!
青魚のサラサラパワーで
健康スタイルを維持しよう!
Part 2

あるある

「もともと肉や脂っこいものに目がない私。食欲の秋でつい調子にのっちゃって…。気づいたら、体重も増えてズボンもパンパン。もうすぐ健康診断だっていうのに、今年も数値が心配です(汗)」
(55歳 男性 会社員)

ウエストが気になる男性

思いあたることありませんか?

□ 肉や揚げ物が大好き
□ 運動はほとんどしない
□ 睡眠時間は6時間以下
□ 生魚が食べられない



日本人は魚を食べていない!?
すべての年代でDHAとEPA不足に!

魚不足の食生活が、生活習慣のリスクを高める!?

寿司や和食、日本人と言えば魚好きのイメージですね。ところが、近年、食生活の欧米化にともない、魚の摂取量がどんどん減少しています。その代わり、肉を食べる人が増えて、脂質エネルギーが過剰傾向に…。厚生労働省の調べによると、70代以上の世代まで、すべての年代で男女を問わず、魚介類の摂取量が不足していることが判明!これが生活習慣のリスクを高める一因とも考えられています。

DHA・EPAの1日摂取目標量グラフ・パンフレット

※平成27年の国民健康・栄養調査では、20歳以上の成人が実際に摂取していた魚の量は、1日60.8g。DHA・EPAに換算すると676㎎と、目標値の1g(1000㎎)より約324㎎も不足していることがわかります。

パンフレットの頭と体のイラストを合体させた感じ

とくに、青魚(サンマ、イワシなど)などに多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)には、体内環境の流れをスムーズにする働きのほか、冴えやひらめきに関する働きなどがあり、生活習慣やうっかりが気になる中高年に欠かせない成分として注目を集めています!



食事だけで摂り続けるのは難しい?
DHAとEPA

厚生労働省がまとめた「日本人の食事摂取基準」2010年版では、DHA・EPAの摂取目標量を1日に1g(1000mg)としています。ところが、毎日の食事の中で、1日1g以上のDHA・EPAを魚から摂取しようとすると、かなりの量を食べなければなりません。しかも、調理方法によってはDHA・EPAが減少することがあり、十分な量を摂るのは難しいことがわかっています。

1日必要量は、なんとマグロの刺身(赤身)約8人前!
マグロ8人前写真・パンフレットより
•可食部1人前80gとして(DHA・EPAの量は118㎎)
出典:文部科学省「五訂増補 日本食品標準成分表 脂肪酸成分表編」




DHA&EPAの上手な摂り方

1.刺身で食べる
焼く、煮る、揚げるなどの調理方法では、魚に含まれる脂質が流れ出てしまいます。そのため、魚は刺身など生のまま食べるのがオススメです。

2.煮汁まで食べる
蒸し料理や煮込み料理にして、流れ出た汁も一緒に食べることがポイント。焼く場合は、グリルなど油を落とすのではなく、フライパンで焼いて残った油をソースにするといいでしょう。

3.魚の缶詰やサプリメントを活用
サバの水煮やサンマのかば焼きなどの缶詰にはDHAやEPAが多く含まれています。缶汁まで残さず利用しましょう。

サプリメントを飲むイラスト

ただし、魚が苦手な方やカロリーが心配な方は、サプリメントなどを活用するのもいいでしょう。



次回をお楽しみに