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Vol. 8

元気の知恵袋今回の特集は
年末は大腸内も大掃除!?
ビフィズス菌をサポートする
オリゴ糖と食物繊維のヒミツ
Part 1

あるある

「仕事が忙しい年末はストレスも溜まりがち。おまけに、クリスマスや忘年会が続くので、食べ過ぎたり飲み過ぎたりで、お腹の調子もイマイチ…。そのため、新年もグッタリモードで迎えています」
(53歳 男性 会社員)

お腹をさする中年男性



こんな方は要注意!

□ 年末は特に仕事が忙しい
□ 忘年会の予定がビッシリ!
□ 睡眠不足が続いている
□ 普段から運動不足だ



忙しい年末年始は、
大腸環境が乱れがち!!

 12月は年内に終わらせなくてはいけない仕事で忙しくなるうえに、忘年会やパーティ、帰省などの予定も目白押し…。こんな人は要注意です。大腸内の環境が乱れ、全身の健康に影響を与えているかもしれません。
  私たちの大腸内では、体に良い作用をもたらす善玉菌と悪い作用をもたらす悪玉菌が、常に勢力争いをしています。加齢や生活習慣の乱れ、ストレスなどは、大腸内の悪玉菌を増やす原因になります。悪玉菌が増殖し、善玉菌が減少すると、食べかすや老廃物がスムーズに排泄されずに腸内にとどまることで、大腸環境は悪化。栄養素の吸収、お通じ、免疫細胞の働きなどに影響します。大腸環境の良し悪しが、健康に与える影響は大きいのです。

善玉菌と悪玉菌のイラスト


悪玉菌の増殖を抑える
ビフィズス菌のパワーに注目

 実は大腸内の善玉菌は、99.9%がビフィズス菌です。ビフィズス菌の大きな特徴のひとつが「酢酸」を産生することです。ビフィズス菌が作り出す「酢酸」には、強い殺菌力があるため、悪玉菌の増殖を抑え大腸内のバランスを整えることがわかっています。

ビフィズス菌の殺菌力


ビフィズス菌の働きを
パワーアップする栄養源があった

 大腸内環境を整えるビフィズス菌。そのパワーをサポートするとして話題になっているのが、オリゴ糖と食物繊維です。オリゴ糖は、ブドウ糖や果糖などの単糖が、2〜10個程度結合した糖類のことで、胃や腸で分解されず、善玉菌の栄養源となり大腸内のビフィズス菌を増やす効果があります。また、食物繊維には不溶性と水溶性とがあり、便の量を増やしたり善玉菌のエサになったりと、ビフィズス菌の働きをサポートする働きがあることがわかっています。

オリゴ糖 ビフィズス菌 食物繊維のイラスト



▼さて、次回は、オリゴ糖と食物繊維の上手な摂り方についてご紹介します!
次回をお楽しみに